事業概要

 東京工業大学生命理工学研究科は創設以来理工学を基礎とした最先端の生命系研究開発を実施しており、ここ数年来は理工系バイオの基礎研究を基盤とした医学的応用研究と環境対策応用研究を、人類と環境に関わる地球規模の問題を解決するための2本柱として重点化し、その研究開発と人材育成を推進してきている。
2008年には柱の1つである環境対策応用研究が中心となる「環境生命工学」という新融合領域を創成し、環境対策研究開発に積極的に取り組んでいるヨーロッパやアジアの諸外国との学術交流や共同研究を実施している。

本事業は、もう1つの柱である医学的応用研究が中心となる「医療生命工学」の新融合領域創成と当該分野の世界各地域の代表的組織との学術交流や共同研究による連携、そしてコンソーシアムへの発展を図るものであり、生命理工学研究科の研究教育活動の一翼を担う重要な施策である。

以上のような教育研究活動と将来構想を通じて、世界各地域を代表する医療生命工学研究教育組織と交流・連携して当該学術分野の最先端の技術開発を行い、それに若手研究者を率先して参加させ、国際的なコンソーシアム内で互いに切磋琢磨することで、本研究科の若手研究者が、人類の持続的社会を構築するための問題を解決できる国際性豊かな医療生命工学分野での研究開発のリーダーとなることを戦略的・実質的に行う。

≪本事業の具体的取組≫
生命理工学研究科では、上記事業構想のもと若手研究者の派遣を支援しています。

(1)若手(助教・講師等、ポスドク)の長期派遣
(2)大学院生の長期派遣
(3)大学院生の短期派遣
(4)学部学生のための短期海外派遣科目「海外科学技術研究開発」の実施
(5)大学院修士課程学生のための短期海外派遣実習科目「国際派遣研修」の実施

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